
弊社では2019年、メーカーEOLが迫るレガシー基幹システムに対し、OutSystemsを採用して刷新を実施しました。
今回は、設計書と実装の乖離、ブラックボックス化、COBOL人材依存といった課題を整理したうえで、ローコード基盤を活用してWebシステム化を実現しました。
短期間でのリリース、業務工程の可視化、保守性向上までつなげた事例です。
長年運用してきた大型汎用機(ホストコンピュータ)の基幹システムに対し、メーカーEOL対応が必要な状況でした。
一方で、設計書と実装内容の不具合やブラックボックス化が進んでおり、従来のままでは改修・保守リスクが高いことも明らかになっていました。
さらに、保守運用はCOBOL人材の依存が強く、将来的な継続性にも課題がありました。
以下の課題が顕在化していました。
・設計書と実際のプログラム(COBOL)の同期が取れていない
・ブラックボックス化が進行
・システム改修に高い専門スキルが必要
・保守がCOBOLエンジニアに依存

本件では、短期間での刷新と将来的な保守性の両立を見据え、ローコード開発基盤のOutSystemsを採用しました。
仕様変更にも柔軟に対応できる特性を活かし、現行システムのインプット・アウトプットを起点に業務を整理したうえで、トライ&エラーを重ねながら段階的に新システムへ移行しました。
結果として、単なる移行にとどまらず、将来にわたって拡張できる基盤として、既存業務を踏まえた再現性とWebシステム化による利便性向上を両立しました。
導入のポイントは以下のとおりです。
・WEBシステム化により、利便性を向上
・既存のINPUT/OUTPUT仕様を踏襲し、業務影響を最小化
・学習コストを抑え、COBOLエンジニア依存から脱却
・スピード開発により、短期リリースを実現
本プロジェクトでは、14商品マスタのべ約数百社分の納品データを作成する基幹システムの月次バッチ処理を中心に刷新しました。
既存システムは大型汎用機上のCOBOLプログラム500本以上に加え、周辺業務ではExcel/VBAやAccess VBAのアプリで運用されており、これらをOutSystemsによってWEBベースで再構築しました。
対象範囲:
・納品データ作成(txt / XLS)
・月次処理バッチ
・マスターデータ管理
・エンドユーザー向け納品機能

COBOL中心のレガシー環境からの脱却、短期間でのリリース、Web化による利便性の向上、処理工程とステータス管理の可視化、運用・保守コストの削減につながりました。
特に効果を感じたのは、 既存業務への影響を最小限に抑えながら刷新を実現した点でした。
・COBOL依存からの脱却:COBOL中心の基盤運用から脱却し、将来の保守・運用を見据えた構成へ移行しました。
・ 短期間でのリリース:刷新案件でありながら、スピード感を持って新システムを立ち上げました。
・ WEBシステム化による利便性向上:利用者・運用担当双方にとって扱いやすいシステム基盤へ改善しました。
・ 処理工程・ステータス管理の可視化:業務の進行状況を把握しやすくなり、運用品質の向上につながりました。
・ 運用・保守コスト削減:属人化を抑えながら、継続的な改修・保守のしやすさを高めました。
当社は、OutSystemsを自社導入しているからこそ、実運用を踏まえた設計提案から、拡張性を見据えたアーキテクチャ設計、開発・保守までを一気通貫で支援できます。
本事例と同様に、「属人化・ブラックボックス化したレガシーシステムの刷新」「短期間で基幹刷新を進めたい」といったご相談をいただいております。
このようなお悩みがあれば、ぜひお気軽にお問合せください。

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